皆様、新年明けましておめでとうございます。
2021年は、現代に生きる人類の知性、理性が試される年になると思いますが、今年こそは、普通の年に戻れることを皆様と共に切望しております。
統計的には誰もそのようなゆとりが無くて明確な統計を取る人がいなくても仕方がないのでしょうが、
私のところに入って来る情報からは、認知症症状が具体的に進行していらっしゃる方が、通常より
増加しているような気がしております。
子供や孫たちとのコミュニケーションが減り、デイケアーの日数も減り、出歩いてゆっくり友人や近所の方とのお話の回数、時間が減ってしまっており、どうしようもない状況がこれほど長く続くと致し方が無いのかもしれません。
ここで、私は、自分の身体と会話をすることをお勧めします。
「自分の身体との会話」、聞きなれない言葉ですが、本当に元気なときは別として、疲れた時、飲みすぎたとき、気分がのらないとき、悩み事があるとき等、色々な声が身体の色んなところから聞こえてきた経験がありませんか?
健康診断も大事ですが、自分の身体は、未病(健康と病気の間)であっても、うめき声を出していることが多くあります。西洋医学的には、自覚症状はないが検査で異常がみられる未病と、東洋医学的な自覚症状はあるが検査では異常が無い未病がありややこしいのですが、個人的には、「何か少し普通の状態の時と比べて違う」という感覚を大事にするべきかと思います。
これまでのこのブログでいろんなものを大事にしたいと述べてまいりましたが、今日は、肉体編です。
① 筋力を極力落とさない。
これは、意味のない肥満を避けるためにも必要ですが、「動く」ということに積極的になります。
② 骨に刺激を与える。
これは骨が、体の肉を支え、内臓を守り、筋肉の動きと連動して「動く」ということのおおもとの基本になります。
③ 心肺機能を維持する。
これは血液の流れを円滑にし、酸素を身体全体に運ぶ大事な仕事をします。
④ 脳の神経と、ネットワークを維持する。
これは、自分の身体の状況を分析し、何をなすべきか情報をまとめて、身体の各場所に指令をします。
どうすれば、この4つを維持強化できるかと述べると長くなりすぎるので、本日は①と④に係るところを超簡単に述べましょう。
・動きはだらだらでなく、キレが大事。テキ‼パキ‼ と動くことにより筋肉に刺激が行きます。勿論、ロコモ体操を始め、色んな所でお勧めしている運動はみんなお薦めです。だけど、だらだらやったって時間の無駄です。
・下半身の筋肉に特に気を使ってください。太ももの周りの筋肉、ふくらはぎの筋肉、ここに注意を払ってください。ふくらはぎ、大腿骨周りの筋肉は第2の心臓ともいわれ、血液を体中に回す役目として重要視されています。
お正月モードから少しきつめの話になりそうなので、また別の機会にしますが、時々つま先歩き、スクワットを試みて下さい。
それにしても、未病の状態は、加齢によるものが結構あり、未病の状態から健常な状態、又は、未病から病気にならないようにするための施策が日本には欠如していると言っても過言ではないほど、検査による、早期病気発見に拘っていると思います。
サプリメントの世界で、機能性表示食品がありますが、機能は言えても予防とは言えず、機能性表示の機能とは一体全体何のための機能なのか、「機能性表示のない健康食品」と「機能性表示食品」は、何が異なるのか等々、今年は、疑問に思っている色々な事柄も述べていくブログにしたいと思っています。
今年もよろしくお願い申し上げますとともに、皆様のご健康ご多幸を心よりお祈りしております。
(naka)