私が住んでいる国では、昔からではありますが、
特に最近奇異なことが目立ちます。
説明も反省もないまま総選挙?!
あったかなかったかよくわからないお米??
ジェネリック、ジェネリックという割に肝心の薬がない?!
皆様もこんなことを考えていると、たくさん変なことに気づかれるでしょう。
今日は少し憂国バージョンです。
敵対する国が、日本をつぶすには、ただただ”簡単“
石油、天然ガス、食料、薬の原料、野菜の種の輸入が半分にされただけで、
国の運営は間違いなく立ちいかなくなるでしょう。
それらの中で、今回は「薬」に少しばかり焦点を当ててみましょう。(本当はブログに適した話題ではないと思いますが・・・)
最近の報道で、麻酔薬「アナペイン」の深刻な不足が伝えられました。
「アナペイン」は手術部位の痛みをマヒさせる局所麻酔薬で、無痛分娩、帝王切開、内臓の手術、歯科の手術などに広く使われる薬です。茲許ほとんど供給が止まり、「ボプスカイン」などの麻酔薬を使用するしかなくなっています。それも品薄状態になっていました。効き目の持続時間や、心臓への負担など「アナペイン」に勝るものはないけど、手術のスケジュールと痛みには耐えられないということで「ボプスカイン」を使用せざるを得ない状況だそうです。
「アナペイン」の唯一の製造会社であるサンド株式会社が、2024年10月9日、10日と続けて製造所追加の承認を取得したことが報じられました。「アナペイン」に関しては少しずつ改善していくと思われます。しかし深刻な薬不足はまだ続いています。約17,000ある薬の内、約3,500を超える薬が出荷調整や出荷中止になっているとききます。
ジェネリック医薬品メーカーの操業停止が大きくクローズアップされているようです。厚生労働省の言い訳としては便利ですが、実態はもっと深いところにあると思われます。
極めて簡略に述べれば、薬価行政、製薬会社間の過度な価格競争、適正品質の薬を大量に製造する技術力を持つ企業数が限られている等、容易く解決できない多くの検討課題があります。さらに、食料、エネルギーと同様に、自給率が大きな問題としてのしかかっています。専門家によれば、安定供給を必要とする薬の原料は二割五分から三割程度しか自給できていないということです。たとえ生産技術があっても生産コストが高すぎるという理由で、海外から調達しているものもかなりあるようです。
単一企業や、単一国家から輸入することも多いです。仮に国家間のトラブル等が発生すれば日々使用している薬も供給されない状態に陥ってしまいます。エネルギーや食糧と同様に、国として大きな戦略が今まさに必要となっているのではないでしょうか。
私どもの製品「健脳ジオスゲニンゴールド」の原料はヤマイモです。成分のジオスゲニンは、中国産のヤマイモから丁寧に製造されています。(日本のヤマイモにはジオスゲニン成分がほとんど含まれていないため製造できません。)
漢方医学は、中国を起源とし日本人に合うように独自に発展してきた伝統医学です。原料となる生薬の82.7%が中国、その他海外から7.0%輸入しています。日本の自給率は10.3%(令和2年度)となっています。中国国内の需要量の増加、中国国内への供給優先、生態環境の保全等から価格も上がってきています。
薬、エネルギー、食糧のことを考えると、今の日本の政治、行政で本当に大丈夫かと、次世代の日本がとても気になります。軍備増強より先に経済安全保障の強化、真の自給率増加が喫緊の課題のような気がします。