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フレイル予防(体)その2

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フレイル予防(体)その2

「フレイル」とは、年をとって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指します。そのまま放置すると、要介護状態になる可能性があります。大事なことは、早めに気づいて、適切な取り組みを行うこと。そうすれば、フレイルの進行を防ぎ、健康に戻ることができます。(厚生労働省 令和元年度食事摂取基準を活用した高齢者のフレイル予防事業 パンフレットより)

今回は、体(体力)からフレイルチェックしてみましょう。

次の5つの質問に答えてください。

1.1年間で体重が4.5キログラム以上減った

2.最近(以前より)疲れやすくなった

3.日常生活活動性の低下(趣味のサークルなどに出かけなくなった)

4.筋力(握力)の低下(買い物で2リットルペットボトルを運ぶ、ふたを開けるなどが大変になった)

5.歩くのが遅くなった(横断歩道を青信号の間に渡り切るのが難しくなった)

 

いかがでしたか?3つ以上あてはまったら、残念ながらフレイルの疑いありです。

でも、2番って誰でもあてはまりそうだけど・・・。

 

サルコペニア(筋肉減少症)にも注意が必要です。

サルコペニア(筋肉減少症)とは

加齢や疾患により筋肉量、筋力、身体機能の低下をいいます。

 

サルコペニアという用語は、ギリシャ語で筋肉 を表す「sarco(サルコ)」と喪失を表す「penia(ぺニア)」を合わせた 言葉です。(そのまんまですね!)

 

「指輪っかテスト」もやってみましょうか。

 

両手の親指 と人さし指で輪っかをつくってください。利き足の反対の方の足のふくらはぎの最も太い部分をその輪っかで囲んでみてください。

 

足が太くて輪っかが届かない!という方 セーフです。

輪っかがちょうど届くという方 セーフです。

輪っかより足が細くて隙間があくという方・・・もしかしてサルコペニア

 

 

 

サルコペニアを起こすと身体の機能が低下します。足の筋肉量低下により歩行速度が落ち、 疲れやすくなります。

疲れやすいから、動かなくなる。動かないから食欲もわかなくなる。

ただでさえ年をとると 食事量が少なくなるけど、加えて、さらに食欲がわかなくなる。

 

すなわち、栄養不足の状態になります。栄養不足でさらに動きにくくなり、サルコペニアをさらに進行させ、筋力低下が進むという悪循環。うわー。出口がない・・・。

 

だから、栄養と運動のセットで予防が必要なのですね。億劫でも、自分で歩く、自分で動く。適度に動くから、心地よく疲れる。そしておいしいごはんをしっかり食べたいですね。

 

参考 東京都西多摩保健所作成 フレイル予防のための食のサポートブックhttps://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/nisitama/hokeneiyou/koureisya_frailty/koureisya_supportbook.files/all.pdf

 

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