春に寄せて
「都の西北」の作詞家である相馬御風(そうまぎょふう)の童謡
「春よ来い」
春よ来い
早く来い
歩き始めたみいちゃんが
赤い鼻緒のじょじょはいて
おんもにでたいと
まっている
今、みんな、何も考えずに、おんも(家の外)に出たいと待ち遠しい、、、、、
リモートを続けていると、月曜日から水曜日の三日間で1,200歩しか歩いていない。いくらなんでもこれはひどいと、一念発起夕方4時過ぎから、世田谷区瀬田から用賀、桜新町、松陰神社から世田谷通りで環状8号線にでて、砧公園というコースで約13,000歩。やったね! でも、お尻の筋肉(臀筋群)(でんきんぐん)が、久しぶりの負荷で、だる・重・堅で情けない。しかしそれほど歩いて自宅に戻ってきたというのに、まだ薄暗いというより明るい。
春がそこまで来ていることに気が付きます。
外出を自粛するほど認知症のリスクが高まる
多くの方が、「外出を自粛する人ほど認知症のリスクが高まる。」と言っています。体が受容できる運動不足は3ヶ月から6ヶ月だそうです。そして、様々な調査で、介護施設の面会制限や、外出自粛などで認知症の症状悪化が伝えられています。広島大学の研究では、施設に入居している認知症者より在宅の認知症者の方が認知機能の低下、身体運動量の低下がみられたと報告されています。
新型コロナは確かに怖い。しかし個人的な考えを言えば、コロナより認知症の方がずっと怖い。少し荒っぽく誤解を生む言い方を許していただければ、コロナは治りさえすれば、後遺症があるとはいえ普通に近い、皆との生活ができる。一方、認知症は、医者の先生方はおっしゃらないけど、まず快方に向かうことはなく、徐々に自分の生活が覚束なくなります。なぜか?答えは簡単です。認知症を治癒する薬が、今日現在存在しないから。そして、人は齢を重ねるものだから。
だから、外に出ましょう!いっぱい歩きましょう!もう外は春になっているから、皆とでなく、1人でいっぱい外に出ましょう。買い物?食事?喫茶?違います。人通りの少ない道路、住宅地の道路、大通りの舗道にも春が溢れていますよ。
そして、いつも申し上げるように、抗酸化食品と春野菜をたくさん食べましょう。私には、聞きかじり程度の知識しかない世界ですが、薬膳の基本と言われている五行。いわゆる、「木、火、土、金、水」。春は「木」です。東風が吹き草木が成長する季節。木の特徴は、発散、十何、伸びる、生長といったところと言われています。このように、「五性」「五臓」「五味」「季節」が五行に対応しているそうですが、長~くなるので要点だけ。
・旬の食材は、季節に合わせた相応しい力を持ったものが多い。
・人間は、老廃物、毒素、脂肪を冬の間にため込んでおり、それを解毒・浄化するには、春野菜の持つデトックス(解毒・浄化)のチカラに頼ること。
・薬膳の春は、「肝」(かん)(薬膳では、「肝」は肝臓・目・神経・筋肉等も含む)をだいじにするようにとあります。
春に食べるもの!
春に食べるもの!
まず、人日の節句(1月7日)の朝がゆに入れる野菜。春の七草。言えますか?
言えた!という方 素晴らしい!でも、漢字で書けますか?これは、日本でもそんなにいないでしょう。私?全然ダーメ!!
正解は
芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、蘩蔞(はこべ)、仏の座、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)です。
たけのこ(食物繊維、カリウムアミノ酸)、ふき(食物繊維、カリウム、マグネシウム)、菜の花(βカロチン、カリウム、カルシウム、鉄)、ジャガイモ(ビタミンC,カリウム)、寒玉キャベツ(ビタミンC,K,U)、アスパラガス、セロリ、さやえんどう、クレソン、芽キャベツ等いっぱい!
そして絶対欠かせないのが、春の山菜、ワラビ、ウド、姫竹(根曲がり)、最後に私の大好物、コシアブラ(漉油)天ぷらに欠かせません。よだれが出たところでおしまい。
(naka)
春よ来い
相馬御風作詞 弘田龍太郎作曲
1.
春よ来い
早く来い
歩き始めたみいちゃんが
あかい鼻緒のじょじょはいて
おんもに出たいと待っている
2.
春よ来い
早く来い
おうちの前の桃ノ木の
蕾もみんなふくらんで
はよ咲きたいと待っている