昨今の新聞には、
65歳以上 2040年認知症584万人 「前段階」含めると3人に1人
65歳以上 「孤独死」年6.8万人 政府データ推計実態把握へ
等など、65歳以上の文字があふれています。
65歳はとっくの昔に過ぎ去ったわが身から見ると、メディアも政府もお役所も全くすっとぼけたことばっかりで、隔靴搔痒どころでなく、まずはお金が必要と、国民の財布から一生懸命に搾り取る様相と思えます。
65歳以上 2040年認知症584万人 「前段階」含めると3人に1人
まずは、認知症および前段階(軽度認知障害・MCI)の話題から。
1面の記事のサブタイトルとして、「認知症と共生・課題山積」 「介護離職深刻化」
言うは易しの言葉通り、何もしなかったといっていいほどの無策・無能ぶり。ご紹介すると、
2004年に「痴呆」を「認知症」に。先ずは言葉から直しましょう。心がけは悪くないけど、何か臭いものにふたのニオイが少し?
9年後の2013年から2017年に「認知症施策推進5か年経計画(オレンジプラン)」を発表して「早期診断・早期治療」を掲げた。な~んだ、9年もかからないと何も始まらなかったのだろうか?オレンジプランで音頭を取って一体何がなされたかご記憶のある方は素晴らしい。
特にこれといった進展なく(私見)、2015年に「新オレンジプラン」と称して、「認知症施策推進総合戦略」を発表。若年性認知症施策、介護者支援などを大きく謳いました。
それでも足りないから、2019年には「共生」と「予防」を両輪とする「認知症施策推進大綱」を発表。
それでも特段何も進まないので、2024年1月に「認知症基本法」を施行、「共生社会」を掲げました。
2004年をスタートとしても約20年が経過。お題目はほとんど同じ。2024年65歳になる人は、2004年当時は45歳の一番の働き盛り。その当時、20年後このような形で高齢者として遇されるとは思いもよらなかったことでしょう。この人にとって両方のトピックのキーワード65歳に自分はなってしまったけど、45歳当時は、介護保険財政難、介護離職の深刻化、孤独死など、考えなくても素晴らしい未来・第2の人生が迎えられると確信していたのに・・・・。何が狂ったのだろう? 予算がない、人材が足りない?? これまでも、そして、今も政府・行政は、国民の財布に手を伸ばすと同時に、多数の政治家は、能力と全く関係なく老い果てるまで議席にしがみ付き、多数のお役人は認知症対策関連天下り先の拡大確保に奔走、情けないとしか言いようがない(もちろん例外の方々も多くいらっしゃるのは存じています。)
65歳以上 「孤独死」年6.8万人 政府データ推計実態把握へ
孤独死「政府データ推計 実態把握へ」という事のようですが、政府は、すでに知っています。データを集めても統計を集めても、この日本では孤独死者数を減らすことにはほとんど何の役にも立たないことを。
東京を筆頭に都市に働く世代を集中させる。3世代の家族どころか、親子2世代さえも、一緒に住めないほどの狭い住居環境。十分な介護を受けられない、受けさせてあげられない生涯年収・年金制度。また、親のことに気を配れないほどに、子供が小さい時から塾から塾、習い事そして大学出るまでの教育費等などの出費による火の車の家計。これでは人口も増えなければ、孤独死は増えるだけです。
このような問題、日本が抱えている問題に対する政策立案・実行を、政府、行政にお任せすることは、お金のもらい方、お金の使い方も「悲しくなるほどにせこい」人々や、自己中心過ぎて、誰のために働いているかわかっていない人々にはやれるはずもなく、どうすればいいのでしょうか?
やっぱり、死ぬまでぼけないように働いて、その時には、人目のあるところで突然ながら悠然と飛んでいくのがいいのかなぁ~~
(naka)