読者はよくご存じだと思いますが、サプリメントでは、広告だけでなく商品説明などにおいても予防効果については一切触れてはいけないことになっております。(サプリメントはあくまで食品であり、薬ではないからです。)とはいっても、認知機能に係るサプリを扱っているからか、お客様に「これは効くのですか?」とよく聞かれます。そのたびにどう答えたらいいのか、本当に悩みます。(薬ではなくサプリメントなので)「効果があるとも無いとも申し上げることができないのです。」とお答えするしかありません。あとは「だんまり」・・・いや、もう少し何かお伝えできるでしょう?というわけで、いろいろな研究を調べています。
少し古いレポート(2013年)で、また、アルツハイマー病の予防が目的ではないのですが、ケンブリッジ大学のモーリーフォックス(Molly Fox)教授の発表した
「母乳で育児をすればするほど、アルツハイマー病のリスクが減少する。」
という研究結果についてご紹介しましょう。
70歳から100歳のイギリス人女性81人を対象にした研究です。(少し対象数が少ないと言えないことはないのですが、関連性が非常に強いことを考えると十分と言えなくもないレ ベルだと思います。)
その研究結果として
① 母乳育児を行った人の方が、しなかった人よりリスクが低い。
② 授乳期間が長いほどリスクが減少する。
アルツハイマー病では、インスリンの抵抗性(インスリンの効き具合が悪いこと)が見られます。一方、妊娠期間中、母体では大幅に悪化していたインスリン抵抗性が、産後母乳育児を行うことでインスリンの機能を回復させているのではないかと考えられています。
ということは、女性に限りますが、産後、母乳で赤ちゃんを育てながらゆっくりインスリン抵抗性を回復することが、アルツハイマー病のリスクを下げるということですね。
とはいえ、現代社会で、ゆっくりと母乳で育てるというのは、その昔、(モーリーフォックス教授の研究対象の)女性が当たり前のように育児をしていた時代とは大きく様変わりしており、どう考えた方がいいのか、難しい選択です。
「これじゃぁ~」という方(男性の方と、これから母乳育児の予定のない方(笑))は、
加齢に伴い低下する認知機能を維持する「ジオスゲニン・ゴールド」
を是非のみ続けてください。
(naka)