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あなどれない血圧

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昨年、生活習慣病のほとんど?全部を集約したような病を発症しました。今は血圧に最重点を置いた管理期間を過ごしています。血圧の管理が命の管理のなかできわめて重要だと身をもって感じたことをまずお伝えしておきます。

 

高血圧になる原因には、塩分の多い食生活、肥満、ストレス、喫煙、自律神経の乱れ、運動不足、加齢、遺伝などがあります。「二次性高血圧症」といわれる、血圧上昇の原因となる病気により高血圧になる場合もあります。

 

高血圧によって引き起こされる疾患としては、脳血管疾患、心血管疾患、慢性腎臓病などがあります。具体的には脳卒中、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、大動脈瘤、大動脈解離などなど、命にかかわる病気が連なっています。

 

血圧には上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)がありますが、そこで一つ疑問に思っていたことがあります。

下の血圧の圧力は一体どこから来るのだろうか?

心臓のポンプが血液を送り出すときに血管に圧力が加わるのは理解できますが、よいしょ!の後の次のよいしょ!の圧力はどこからくるのでしょうか?

下の血圧の圧力は大動脈からくる

答えはこうでした。収縮期に大動脈に送り出された血液のうち約4~6割(説明書および状況によって異なる。)は、大動脈が膨らみその中にとどまり、その次の拡張期に、大動脈が縮む(大動脈が元の太さに戻る)圧力で、遅れて全身へ送られるのだそうです。目から鱗でした。大動脈も縮んだり拡張したりしていたということですね。

 

血圧から動脈硬化を疑う(脈圧・平均血圧)

通常、動脈硬化は細い血管から始まり、やがて太い血管に進行していきます。

動脈硬化は、血圧の指標の一つである脈圧、平均血圧からみるとよいそうです。

 

脈圧 = 上の血圧 ― 下の血圧

平均血圧 = 脈圧(上の血圧-下の血圧)÷3+下の血圧

 

細い血管の動脈硬化 → 平均血圧の上昇(特に下の血圧の上昇が顕著にみられる)

大きい血管の硬化 → 脈圧の上昇(特に上の血圧の上昇が顕著にみられる)

平均血圧が上がりだしたら要注意

 

(例)上の血圧:146、下の血圧:98の場合

脈圧       :           146 – 98 = 48       (成人の正常値 40~50 65以上は動脈硬化の疑いあり)
平均血圧 :(146-98)÷3+100 = 116 (成人の正常値 90前後 110以上は動脈硬化の疑いあり)

平均血圧が116ということは、細い血管の動脈硬化が疑われるので注意が必要というわけです。

 

認知機能にはバランスのとれた食事とジオスゲニン・ゴールド、動脈硬化には、悪しき生活習慣の排除と適正な塩分摂取といきたいところです。

血圧の単位

最後に、血圧の単位mmHg(ミリメートル・エイチ・ジー)について

 

1mmHg = 高さ1mmの水銀(Hg)が与える力です。

 

では、血圧で150mmHgはどの程度の圧力がかかっているのでしょうか?

 

血液と水銀の比重は、1.05:13.6なので、150mm×12.952≒1943mm
ということは血液を約2メートルの高さまで吹き上げるものすごい力ということですね。心臓は一日に約10万回この力で血液を全身に送り出していることになります。

―心臓と血管に感謝―

ではまた。(naka)

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