2021年12月17日欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)は、アルツハイマー病治療薬アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)に対しEUで販売承認しないと発表しました。理由として臨床試験で十分な効果と安全性が認められないことを挙げています。
アメリカで販売しているバイオジェン社によると、2021年4~6月期では200万ドル(約2億2000万円)の売り上げがあったものの、7~9月期は30万ドル(約3400万円)と大幅に落ち込んでいます。大手の医療機関、医療ネットワークの不採用、高齢者向け公的医療保険(メディケアー)も未だ適用を保留していることが大きく影響していると考えられます。
日本では、厚生労働省が22日開催の専門部会で承認可否を審議する予定になっています。
欧米で見解が分かれてしまうことになりましたが、日本ではどちら側に転がるのでしょうか?
私の友人は、「バイオジェン社がファイザー社(米国)であれば承認されるんじゃないの!?」
といっておりました。そんな不謹慎なこと(ワクチンと絡ませて)はさておき、国民の安全の観点から正しく判断してほしいものです。(naka)