カカオとチョコレートとポリフェノール(1)
-カカオポリフェノールとジオスゲニンの合体に向けて-
(画像はカカオの花)
三つ言葉を続けたら、まったく脈絡はないけど、バブル直後の1992年に大ヒットし
日本レコード大賞作詞賞をとった平松愛理さんの「部屋とYシャツと私」を思い出しました。
(何しろ人間が古いもので)ついでに、その歌詞の最初は、
♬ お願いがあるのよ。あなたの名字になる私
大事に思うならばちゃんと聞いてほしい、、、、♫ で始まっています。
縁あって私と同様に老骨(失礼)に鞭うちながら、
ベトナムでカカオ園の経営に魂を込めて日夜頑張っている方が生産している
「カカオフルーツワイン」の販売のお手伝いを少しだけやっています。
皆様もすでにご承知の通り、カカオ、チョコレートには、
色んな効能があると沢山の論文で証明されております。
そこで、替え歌風な歌詞にすれば、
♬お願いがあるのよ。あなたと大切な人、
大事に思うので、ちゃんと読んで欲しい~♫
今回のテーマでは、数々の論文も入れて何回かに分けてご説明をしようと思っています。
お付き合いください。
ポリフェノールとは?
なんとなくわかっていそうな言葉ですが、化学的に言えば、結構難解です。
覚えなくても結構ですが、「分子内に複数のフェノール性水酸基が結合したベンゼン環を
もつ有機化合物の総称。多価フェノールともいう。」(ブリタニカ国際大百科事典小項目
事典)、また、「多価フェノールともいう。同一分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ
基をもつ化合物の総称。自然界には、フラボノイド系、クマリン系化合物など数千種類の
化合物が知られ、高等植物を中心に広く分布している。フラノボイド系化合物は、(2/3)
-phenyl-2H-1-benzopyran-2-oneを基本骨格として、フラボン、イソフラボン、カテキ
ン、アントシアニジン、カルコン、タンニン類などが知られ、クマリン系化合物は2H-1-
benzopyran-2-oneを基本骨格としてもち、クローバーなどの芳香成分として存在している。
これらポリフェノール化合物が抗酸化作用を示し、体内での過酸化脂質の蓄積を防ぎ、
老化や動脈硬化、がんの予防などに有効とされて注目されている。」
(出典 森北出版「化学辞典(第二版)」)結構ちんぷんかんぷん。(^^ゞ
講談社出版の「漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典」は、比較的わかりやすいかも。
「植物において光合成によって生成される色素や苦味成分。赤ワイン、果実類、
カカオマス、緑茶、煎茶、納豆などに多く含まれる。種類は約300におよび、
強力な抗酸化作用により、体に弊害を起こす活性酸素を除去する働きを持つほか、
血中コレステロールの低下、肝機能の向上、血行を促進して
肩こりの改善、悪玉コレステロールの酸化を阻害して動脈硬化・脳血管障害などの予防、
発がん物質の活性化の抑制などの作用があるとされる。」と効果効能を中心に記されてい
ます。これなら皆さんもご理解していただけると思います。(#^.^#)
今回は、ポリフェノールは何者かということでした。
次回は、「主要なポリフェノールについて」です。お楽しみに!
なんとなく、巷でよく聞くポリフェノールって何者かな?というのが、どんなものか少しわかったような気がします。 でも、表題のジオスゲニンとの合体の話ってどんなんだろう? ちょっぴり楽しみ。何か健康に役立つ話になるのかな?
コメントありがとうございます。どのようになるか楽しみにお待ちくださいね。(#^.^#)