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カカオとチョコレートとポリフェノール(2)

投稿日:2019年11月6日 更新日:

カカオとチョコレートとポリフェノール(2)

-カカオポリフェノールとジオスゲニンの合体に向けて-

ブログとして、決して面白く楽しい内容ではありませんが、健康、
健康寿命、サプリメントについてご興味のある方にはぜひ読んでい
ただけたら、少なくとも知識が少しは増えて、サプリメントの選択
に少しはお役に立つかと思います。

 

今回は、5000種以上あるといわれているポリフェノールの中で、
少なくとも名前だけは聞いたことがあるような主要なポリフェノ
ールについて、述べていきましょう。
多分、今回だけでは収まり切れないので、2~3回続くことになり
そう、、、、

 

アントシアニン(Anthocyanin)-目の機能改善

アントシアニンを機能性表示成分として届けられている機能性表
示食品で販売中の数は、10月31日現在で29にもなります。例
外なく関与成分は、ビルベリー(ブルーベリーの野生種)、由来の
アントシアニン(一部他の成分を含有させているものあり)です。

このように、アントシアニンは、ビルベリーをはじめ、ブルーベリ
ー、カシス,ナス、ブドウ、シソなどに多く含まれています。表示
されている機能性としては、これも例外なく、「ピント調節機能サ
ポートと目の疲労感の緩和」の表現が入っています。

 

アントシアニンは語源の通り(ギリシャ語のanthos(花)とcyanos
(青または青紫))青い花、色素、成分を意味する通り、色素は食品
の着色剤として幅広く使われています。皆様に最もわかりやすいの
は、梅干しの赤色は赤シソのアントシアニンの着色効果によるもの
で、また、青いバラ、青い菊等の開発にも一役買っております。
アントシアニンは、アントシアニジンという配糖体と糖が結びつい
た配糖体成分です。別の言い方では、アントシアニジンがアグリコ
[i]として、糖や糖鎖と結びついた配糖体成分です。かえってわかり
にくい説明になりました。

 

健康食品に使用されている植物成分は、基本的に糖や糖鎖を切り
離した形(アグリコン)が使用されており、皆様ご存知の大豆に
含まれているイソフラボンでは、グリコシド型イソフラボンから、
糖を分離したアグリコン型イソフラボンが使用されています。分離
することにより、からだに消化・吸収されやすくなっています。

ジオスゲニン・ゴールドの成分でいえば、ジオシンから、糖分を分
離した成分が、消化・吸収されやすいジオスゲニンです。ただ、厄
介なのは、ジオスゲニンは、通常、胃腸には吸収されますが、脳の
神経には届きません。というか、脳に薬成分をどのように届けるか
ということに、世界中の大学、研究所、創薬企業が未だに必死に研
究している真っ最中です。(日本では、東北大学寺崎哲也ディステ
ィングイッシュト教授また多くの薬物送達学の研究者の皆様によ
って、血液脳関門の研究がなされています。)
ジオスゲニン・ゴールドは、ジオスゲニン成分を脳に届かせる方法
を特許登録しております。

 

少し話がそれましたが、次回は、ルチン、クルクミン、カテキンの
お話を。

 

[i]アグリコン:ファイトケミカルのうち、糖が結合している形のもの
を配糖体といい、配糖体から糖が外れたものをアグリコンといいます。
大事なことは、配糖体が体内に吸収されるためには、一般的に配糖体
からアグリコンに変換されることが重要です。

 

 

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