認知症関連 栄養成分

1-(2)bオリーブオイル-2

投稿日:2022年1月19日 更新日:

1-(2)bオリーブオイル-2

オリーブオイルのお話のど真ん中に、新しい年と新しい変異株オミクロンが登場ですが、新型コロナオミクロン株は避けながら、大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。皆様には、素晴らしい、明るい2022年でありますように心から願っております。

今年も、健康をメインテーマとしてブログります。引き続きよろしくお願いいたします。

オリーブオイル

 

寄り道せずにまっすぐ、オリーブオイルには何が入っていて、体の中でどんなことをしてくれるかが、今年の最初のテーマです。

・オリーブのエネルギーは、100gあたり884kal

・多い脂肪酸順:

1.オレイン酸(平均約71.3%)
2.パルミチン酸(約11.3%)
3.リノール酸(9.8%)

等々。

 

オレイン酸の効果

美肌効果:肌の皮脂構成最多の脂肪酸。肌を柔らかくする効果があります。お肌の曲がり角年齢(因果関係が逆?)から減少していき、乾燥、小じわ、シミなどのトラブルの元に、、、

心臓病の予防:高コレステロール、高エネルギー食品の過剰摂取が原因で増えた悪玉コレステロールを減らす作用があります。ところで悪玉コレステロールを減らすことがすなわち良いというわけではありません。コレステロールについては、またの機会に譲りますが、重要なのは、バランスです。善玉(HDL)、悪玉(LDL)そして中性脂肪のバランスの異常が間接的に動脈硬化をもたらしたり、促進したりするのです。(LDL:個人的には「悪玉」という表現が誤解を招きやすいと感じています。)

整腸作用:リノール酸、リノレン酸などと共に、不飽和脂肪酸であるオレイン酸には滑腸作用とも呼ばれる「腸活」によって便通改善がもたらされることです。これは胃や小腸でオレイン酸が吸収されにくいために大腸まで届き蠕動運動(「ぜんどう運動」とは腸管の口側が収縮(せばまる)し、肛門側が弛緩(広がる)して内容物を先へ押し出していく運動のことで、主に腸の内容物を移動させる働きを言います。)を活発にします。

 

オリーブオイルに含まれるポリフェノール

 

最近ではオレイン酸効果よりオリーブオイル中のポリフェノールの効能がよく論じられています。オレウロペイン、オレオカンタールです。

オレウロペイン:オリーブやイボタノキの葉から抽出されるエキスに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化力が非常に高く、抗菌、抗ウイルス作用も併せ持ちます。コレステロールの酸化を防いだり免疫機能を活発にする機能があります。

オレウロペインに水が加わるとヒドロキシチロソールという代謝物になります。ヒドロキシチロソールは、シミなどの元になるメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。化粧品などによく使われています。今回のブログを書くまで私も全く知らなかったのですが、日本では機能性表示食品として販売されているようです。オレウロペインは、脂肪形成を抑制し、骨芽細胞を活性化することにより骨量の減少を抑制するという機能もあるそうです。

 

オレオカンタール:オレオカンタールは、辛み成分なので、かすかにピリッとする天然有機化合物です。2005年にペンシルバニア大をはじめとする研究グループによって、一般的な抗炎症薬であるイブプロフェンと同じような特性を有する物質として発表されました。そのほかに、詳しく説明すると大変ですが、アルツハイマー病などの緩和効果(アミロイドβの除去)で注目されています。

ここで絶対お勧め‼

 

  • 納豆に小さじ1杯のエクストラバージンオリーブオイル(EVOO
  • サラダのドレッシングに、追加で小さじ1杯のEVOO
  • パンを食するなら、バターでなく(ああ!Echireのバターも捨てられない)、EVOOとバルサミコ酢(これもすごくポリフェノールが入っています。)―イタリアンで経験済みでしょ!

 

 

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