-カカオポリフェノールとジオスゲニンの合体に向けて-
「ボジョパを楽しんで!!」
なかなかカカオに到達しませんが、その前に、ポリフェノールが多く含まれているワインについて、寄り道いたします。なぜなら、11月21日が近づいているので!
サブタイトルは、「ボジョパを楽しんで!!」
ワインには、さまざまなポリフェノールが含まれていますが、このシリーズ(2)で採り上げたアントシアニン系、カテキン系、クルクミン系に大別されますが、最近よく目にするレスベラトロールも大事なポリフェノールの一種です。
ワインに多くのポリフェノールが含まれている理由は、特に赤ワインの場合ブドウのすべての部位を使用して作られるからと言われています。ブドウの皮には、アントシアニン(果肉にも含まれている。)、レスベラトロール、タンニンが含まれ、種子にはさらに多くの、例えば、プロアントシアニジン、タンニン、ケルセチン、カテキンなどが含まれています。
令和最初のボジョレーヌーボー到来!
ややこしい話をしているうちに、2019年のボジョレーヌーボーの11月21日(毎年第3木曜日)が近づいてまいりました。毎年ボジョレーヌーボーの断片的な知識とともに、楽しい新酒を楽しむ会を重ねられてきて、そして、また令和元年というこのタイミングに、ワイン大好き人間として、ボジョレーヌーボーについて知識ひとまとめ総括。
・ボジョレー(Beaujolais)とは、ボジョレー地区。ブルゴーニュ地方ローヌ県にあり、南にリヨンの町、北にマコンの間に位置します。この地区で、世界のガメイ種のブドウの60%を生産
・ヌーボー(nouveau)とは、新しいもの、新しいお酒ということ。
・いつ収穫したブドウなの? 概ね9月に収穫したブドウを使用
・ブドウの品種は、渋みタンニンが少ないガメイ種。正式には「ガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブラン」。フルーティーでフレッシュさが特徴
・マセラシオン・カルボニックという製法で作られる。通常は収穫したブドウを潰し発酵させるプロセスですが、この製法は、潰さずにタンクに入れ,自重によってタンク下部のブドウは潰れて自然発酵が始まり炭酸ガスがタンク内に充満します。そのタンク内では、酵素によってブドウの実のリンゴ酸が分解してアルコールの生成が始まります。ボジョレーヌーボーのルビーレッドの色は、この製法で、果皮から溶け出した色素の色です。
・ボジョレー地区には96のブドウ畑がありAOCを持っているので、ガメイ種を使ったものは、ボジョレーと呼ぶことができます。
(AOCとは、アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ:Appellation d’Origine Contrôlée(原産地呼称統制)といい、フランスの農業製品、ワイン、チーズ等の生産物の製造過程、最終的な品質評価に対して、定められた特定の基準を満たすものだけに付与される品質保証。きざっぽさが似合う方は、よくアオセと発音している。)
・ボジョレー・ヴィラージュは、ボジョレーより一段高い品質味わいを持っています。ボジョレー・ヴィラージュは、AOCボジョレーの中の39の村で製造されたワインに認められている呼称です。ボジョレー・ヴィラージュもヌーボーを生産していますが、少し高くなります。
ボジョレーの帝王として名高いジョルジュ デユブッフ氏のブランド“Beaujolais-Villages Nouveau Selection Plus2019が、2,698円、定番のボジョレーヌーヴォー2019は、2,098円で、通販では売られています。
そして、私の愛するメゾンルロア(Leroy)も、ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2019を生産しています。特にお薦めですが少々高くて4,500円から5,000円。懐具合でChoice!
更にもう少し懐が温かい方! フレッシュな爽やかさに少々飽きがきた皆様!には、Vintage Wineをお勧めします。超ゆとりの方は、シャトー・ラトゥール1961あたりがお薦めですが、その時は、是非お声がけを!お願いしま~す。いくら位かって? 諭吉さん一束くらいです。ロマネコンティ程じゃないって!?………。
間違いなくボジョレーよりポリフェノールはふんだんに入っています。
是非是非、「感動ポリフェノール」も全身で浴びたいので、「オールドヴィンパ」へのお誘いお待ち申しております。