オリーブ油の隠れた「ちから」
今日は(も)真面目なお話を少し濃いめに。
当社が販売しております「ジオスゲニン・ゴールド」には、少量ではありますがオリーブオイルが入っています。その主な理由は、ジオスゲニン成分を脳の神経に届かせるためには、油脂に溶解させる必要があるからです。(経口摂取の場合)
ジオスゲニンを経口投与する場合に、「油脂を混ぜて精製したものでなければ、成分が血液および、脳に届かない」との発明(特許登録済み)の研究開発中に、オリーブオイル以外に数種の油(脂)を実験しました。その中でオリーブオイルが最も高い移行性を示しました。ただ、その時点では、多くの油脂での試験ができなかったために、改めて特徴のある二つの油脂の移行性を調べてみた実験の論文が発表されましたので、皆様にご案内いたします。(参考文献参照)
今回の研究は、オリーブオイルと、これも特許の中に入っている油脂ではありますが、「魚油」、そして特許の中に入れていない「中鎖脂肪酸トリグリセリド」の3種類の油脂で行いました。
以下の二つの図は、生後8週間の正常なマウスを使い、経口投与後6時間経過後の、ジオスゲニンの血液内への移行と、大脳皮質への移行を示す表です。
日本食品化学学会誌 27巻(2020)2号より
明らかですね! 私どもの選択は大正解でした。
そしてもう一つ。私どもの特許が利用されていない限り、ジオスゲニンが入っているサプリメントを摂っても、脳神経には届かず「うっかり」でお悩みの皆様のお役には立たないはずだけど??!
参考文献
ジオスゲニンの脳移行量は溶媒とする油脂によって異なる
東田 千尋, 楊 熙蒙, 野本 かおり
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjfcs/27/2/27_102/_article/-char/ja
日本食品化学学会誌 27巻(2020)2号